前夜の大雨が一転、爽やかな青空が広がった10月21日。朝8時半前、東京・四谷の学習院初等科に夫婦揃って姿を見せられた皇太子ご夫妻。その足取りは軽やかで、おふたりは笑みを浮かべながら校内へと入られた。
この日、同校では授業参観が行われ、ご夫妻は英語劇などをご覧になられるなど、成長された愛子さまを温かく見守られた。
このところ雅子さまはお出ましが続いている。10月12日、東京・調布市の味の素スタジアムで行われた全国障害者スポーツ大会の開会式への出席を皮切りに、翌13日には同大会のバスケットボールをご観戦。さらに10月18日には、「地球環境行動会議(GEA)」国際会議の開会式にも出席されている。
「1週間に3件のお出まし。さらに東宮御所内でもご接見をされるなど、積極的にご公務をされており、最近の雅子さまは本当にご体調がよろしいようです」(皇室記者)
そんな雅子さまの元気なご様子に対して、10月20日、79才の誕生日を迎えられた美智子さまは、こんな言葉を文書で寄せられている。
<皇太子妃がオランダ訪問を果たし、元気に帰国したことは、本当に喜ばしいことでした。その後も皇太子と共に被災地を訪問したり式典に出席する等、よい状態が続いていることをうれしく思っています>
雅子さまがご公務に前向きな姿勢となられるきっかけとなったのは、前述の全国障害者スポーツ大会の開会式出席直後に観戦された、愛子さまの小学校生活最後の運動会だった。組体操の七段ピラミッドの際、最下段でお友達を支えられる愛子さまの姿に雅子さまは思わず涙を流された。
「あの涙は“ご自身の子育てにひとつの区切りがついた”というものだったのではないでしょうか。この6年間、愛子さまの小学校生活には“いじめ”問題などさまざまなトラブルがありましたが、雅子さまと愛子さまは母娘の固い絆で乗り越えられました。そんなさまざまな出来事を思い返されながら、立派になられた愛子さまの姿をご覧になり、安堵の思いで胸いっぱいになられ、流された涙だったと思います。
同時に“もうご高齢の両陛下にご負担はかけられない”と決意をされたのではないでしょうか。今雅子さまは“公務を入れてほしい”と東宮職にご意向を伝えているそうです」(宮内庁関係者)
※女性セブン2013年11月7日号