自らの色気について「日本舞踊がルーツ」と語っている壇蜜(32才)。確かに彼女のホームページの『SKILL』の欄には「日本舞踊師範」と記載されている。実は壇蜜が芸能界入りしたのも、もともとは日舞のためだった。
「師範の免許を取るために、家元や師範への挨拶金や発表会出演など多額の費用がかかったそうです。その資金稼ぎのために、芸能界に入ったんです」(芸能関係者)
そんな片手間で始めた芸能活動だったが、まさかの大ブレーク。しかし、壇蜜は思わぬ壁にブチ当たる。
「先生に“日本舞踊の資格を持っていることは言ってもいいけど、流派だけは言わないでくれ”と釘を刺されたそうなんです」(前出・芸能関係者)
以来、流派をひたすら隠してきた壇蜜。しかし、10月18日、関西ローカルの情報番組『ちちんぷいぷい』(毎日放送)に、『半沢直樹』で共演した片岡愛之助(41才)が出演。そこで彼は、こんな暴露話を始めた。
「壇蜜さんが“私、日舞習ってるんで”って。なんと名取、師範持ってはるんですよ。流派は三津五郎兄さんのところのお家元、坂東流らしいんですよ。“私、お家元に私が壇蜜って知られたくないんです”って(笑い)」
すい臓がん手術を終えたばかりの坂東三津五郎(57才)が家元の“坂東流”が壇蜜の流派だったのだ。
「坂東流は日本舞踊の五大流派のひとつに数えられる江戸時代後期から続く名門。日本全国に稽古場があり、弟子も1万人ほどいる大きな流派なんです。師範になるには、家元である三津五郎さんの前で踊りを披露してOKをもらわなければならない難しい免許です。師範になれば、自分で弟子を取って、日舞を教えることができるんです」(坂東流関係者)
もちろん壇蜜も師範試験の際には、三津五郎のチェックを受けているが、当時はまだブレーク前だったため、三津五郎も覚えてはいなかったようだ。
「壇蜜さんは“三津五郎さんが『壇蜜が坂東流の師範』だと知ったら不快に思うのでは?”と不安だったみたいなんです」(前出・芸能関係者)
日本舞踊坂東流「坂東会」に話を聞いた。
「家元(三津五郎)は壇蜜さんの話は愛之助さんから聞いているようで、愛之助さんに“応援しているよ”と彼女に伝言をしたそうです」
※女性セブン2013年11月7日号