ライフ

「高齢者施設」の主な種類と概要 サ高住等5種の施設の違い

 高齢化社会を迎えた日本では、老人ホームにお世話にならずに老いてゆくのは難しい。ひと口に老人ホームと言っても、さまざまな種類が存在する、ここでは5種類の老人ホームを紹介しよう。

■介護付き老人ホーム
 要介護1以上の人を対象とした「介護専用」型と、認定を受けていない人でも入居できる「混合」型がある。施設に居住しながら食事や入浴などの介護サービスを受けることができる。民間企業などが運営しているので、特養と違い施設によって料金やサービスは異なる。

■住宅型有料老人ホーム
 65歳以上であれば、感染症など集団生活ができない場合を除いて入居することができる。バリアフリー設備が充実し、食事や清掃などのサービスは受けられる。スタッフによる直接の介護が必要となった場合は、入居者と外部事業者が直接契約し、訪問介護になる。

■サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
 60歳以上もしくは要介護認定を受けている人ならば入居できる。介護の資格を持つ管理人が常駐しており、安否確認・生活相談サービスが提供される。介護は外部と直接契約して利用する。賃貸契約のため、多くの施設で一時金は不要だが、敷金・礼金などはかかる。

■特別養護老人ホーム(特養)
 自力で生活することが困難で、在宅介護が受けられない人に、食事、入浴などの日常生活の介護や機能訓練などのサービスを行なう施設。社会福祉法人や自治体などが運営しており、低料金で利用できるが、待機者が多く、要介護3以上の認定がないと入所は困難。

■グループホーム
 65歳以上の要支援2、または要介護1以上の人で、施設の地域に住民票がある人が入所対象。認知症を患っている5人から9人の高齢者が常駐する介助スタッフの援助を受けながら共同生活を送る。入居金や利用料がかかるが、一般に有料老人ホームより低料金で利用できる。

※週刊ポスト2013年11月8・15日号

関連キーワード

トピックス

62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
今回の地震で道路の陥没に巻き込まれた軽自動車(青森県東北町。写真/共同通信社)
【青森県東方沖でM7.5の地震】運用開始以来初の“後発地震注意情報”発表「1週間以内にM7を超える地震の発生確率」が平常時0.1%から1%に 冬の大地震に備えるためにすべきこと 
女性セブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン
日本初の女性総理である高市早苗首相(AFP=時事)
《初出馬では“ミニスカ禁止”》高市早苗首相、「女を武器にしている」「体を売っても選挙に出たいか」批判を受けてもこだわった“自分流の華やかファッション”
NEWSポストセブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン