来年3月に終了することが発表された朝の情報番組『はなまるマーケット』(TBS系)。視聴率の低下が大きな要因だと言われているが、一方でMCの岡江久美子(57才)が実母の介護を優先するために番組降板を申し入れたとの証言もある。しかし、もうひとりのMCである薬丸裕英(47才)にとっては寝耳に水だったようだ。
「実は薬丸さんはTBSから番組終了を知らされていませんでした。『はなまる』打ち切りを報じた『週刊文春』(11月14日号)の取材を受けて初めて知ったそうです。これには、薬丸さんは相当、激怒したみたいなんです。しかも、降板を申し出ていた岡江さんは知っていたでしょうから、“自分だけ知らされていなかった”と怒りは増すばかりだったんですよ」(TBS関係者)
岡江に話を聞くと、「私は(降板したいとは)言ってませんよ。番組終了も知らされていませんでしたから。本当に急だったんで」と言う。しかし、前出・TBS関係者に言わせると、岡江には薬丸と足並みを揃えなくてはならない事情があるため、そう言うしかないのだという。
岡江と薬丸といえば、この17年の間、“机の下で足の蹴り合いをしている”とか“岡江が薬丸をヅラと呼んでいる”などと何度も確執が報じられてきた。
「番組スタート当初は、年上だった岡江さんが番組の主導権を握っていたんです。でも『はなまる』の人気が上がりはじめると、薬丸さんは“自分がはなまる人気を引っ張っている”という自負があり、岡江さんをライバル視するようになったんですよね。一時は一緒に打ち合わせもできないほど険悪な仲でした。
まあ、近年はお互い丸くなって、付かず離れずの関係といった感じですね。長い時間をかけて、ようやく落ち着いた関係なのに、よけいなことをしゃべって、感情的になっている薬丸さんに対し、火に油を注ぐみたいになるのが嫌で、岡江さんは表立って“降板を申し出た”とは言えないんじゃないですか」(別のTBS関係者)
どうやら、2人の間には、それぞれの家庭の事情による温度差が生じているようだ。
「『はなまる』の2人のギャラは年間1億円ほどといわれています。これが突然、ゼロになるわけですからたいへんですが、岡江さんのところは大和田さんも稼いでますし、娘さんも女優として独り立ちしています。母親を介護しながらでも夫婦の生活は大丈夫でしょう。
でも薬丸さんは3男2女の子だくさん。長男は俳優として芸能界デビューしていますが、次男はプロサッカー選手を目指してスペインで生活、他の子供たちも有名私立に通わせるなど、出費は多いんです。しかも、妻の石川秀美さん(47才)は、ほとんど芸能活動していませんから、家計は薬丸さんの肩にのしかかっているんです」(前出・TBS関係者)
さらに薬丸には、2001年に20年ローンで建てた5億円豪邸の返済も、まだ残っている。
「薬丸さんにとって『はなまる』終了は、本当に死活問題なんです。これまでも“ローンがきつい”なんて愚痴をこぼしていた薬丸さんですから、さらに緊迫したものになっていくのではないでしょうか」(前出・TBS関係者)
※女性セブン2013年11月28日号