その業界にいる人にしかわからないお得情報があるという。そこで、旅行代理店社員にに旅行商品を買うにあたっての“お得買い物術”を聞いた。
年末年始にかけて、家族旅行を計画中の人も多いだろう。ツアーの場合、無料のキャンセル期間を重視するべきだというのは、旅行代理店社員Aさん。
「最近は各航空会社や代理店の競争が激しく、出発時期が近くになればなるほど、良い条件のツアーが出てくることも」
例えば、東京~沖縄の往復航空券とホテル2泊付きというツアーを2万5000円で販売していた旅行代理店が、1週間後にレンタカー2日分も付けて2万5500円で売り出すこともあるとか。
「わずか500円で2日分のレンタカーですよ(笑い)。実際、お客さまも複数のツアーに予約を入れておいて、手数料がかからないキャンセル期間ぎりぎりになって決めるというかたも増えてきています。無料キャンセル期間のギリギリまで様子を見て最終決定したほうがいいですよ」(前出・旅行代理店社員Aさん)
年末年始の定番・ハワイ旅行。旅行代理店社員Bさんは、ハワイに行くなら、JTBがおすすめだと言う。その理由は「歴史がある会社なだけあり、現地(ハワイ)とのパイプが太く、トラブル時の対応も素晴らしい」。
JTBツアー旅行者限定のホノルルで利用できるワイキキとアラモアナを巡回するトロリーバス『OLI OLIウォーカー』も人気。他社もバスを運行しているが、たいてい10分間隔だ。しかし『OLI OLI』は約5分間隔で運行。混雑することはほとんどないそう。
ホテルの朝食はビュッフェ形式、ということが多いと思うが、ある飲み物があるかないかで、そのホテルの良し悪しがわかるそう。
「それはトマトジュースです。原価が高いので、出していないホテルも多い。だけど、採算面だけにとらわれず、サービスを第一に考えているところは出しています。こういったホテルは、料理はもちろん、サービスもいいと期待できます」(前出・旅行代理店社員Aさん)
さらに航空会社によってこんなサービスも。
「飛行機に余分な機内食は積んでいませんが、満席でない場合、多少余分に積んでいます。育ち盛りのお子さんがいるときなど、ダメ元で頼んでみましょう」(個人旅行代理店社員Cさん)
※女性セブン2013年11月28日号