日本の大学入試の最難関といわれるのが、東京大学理科3類。並み居る天才・秀才たちが入学する東大理3も圧倒的に男子学生が多いが、もちろんその中には将来の「女医の卵」となる才媛もいる。その中の一人が、大筋由里桂さん(2年)だ。
「手先が器用なので外科にも興味があるけど、体育会系という噂なんですよね(笑い)。将来は子育てと両立したいので、何科になろうかしら」と由里桂さん。
好みの男性像を聞くと、理系的な発想で答えが返ってきた。「自分を男性にチカンして、自分を超えている男性がいいです」という。チカン?
「置換です! 例えば身長でいえば、私は164cmですが、単にそれより高ければよいのではなくて、この数字を男性の身長分布に置換すると178cmに相当するので、それ以上の高さの男性とつきあいたい、というわけです」
理系女子で困ることは「東大の学食にがっつりメニューしかないこと!」という未来の女医さんなのであった。
撮影■石山貴史
※週刊ポスト2013年11月29日号