JR九州の豪華列車「ななつ星」が話題となっているが、豪華列車だけが鉄道旅の醍醐味ではない。冬休みに乗りたい「おもしろ鉄道」は他にもある。たとえばJR東日本の「リゾートしらかみ」は、秋田駅~弘前・青森駅の片道約5時間を、1日3往復する全席指定のリゾート列車だ。
開放感満点の大きな車窓からは、世界遺産の白神山地や日本海の荒波が一望できる。眺望席やイベントスペースが設けられ、列車によって津軽三味線の生演奏や津軽弁の語り部の実演を堪能できる。
米バスケットボールのNBA・フェニックス・サンズに所属したこともある田臥勇太選手が通っていた能代工業高校があり、バスケで有名な町だけあって、能代駅ではフリースローイベントも開催。冬季は土・日・祝を中心に運行している。
撮影■渡辺利博
※週刊ポスト2013年11月29日号