2012年度末現在で、女性自衛官は1万2350人。全自衛官に対する割合は5.5%。既婚者の割合は約45%。「既婚女性自衛官の約80%が配偶者も自衛官(2012年4月1日現在)」(防衛省)とのこと。やはり職場恋愛が多いようだ。
女性ならば髪型やファッション、最近ではネイルアートなどに興味を持つのは自然だが、自衛隊ではどこまで許されるのだろうか。
防衛省によれば「自衛隊員には自衛隊法第58条で品位を保つ義務が課されており、自衛隊員はその地位にふさわしい品位を保つとされています。髪型やマニキュア等の基準については、陸海空自衛隊においては服務指導の参考資料を作成するなどして、指導・教育を行なっています」。そこはやはりOLとは事情が異なる。
不測の事態に備えるため、女性自衛官も駐屯地内の隊舎に居住している。男性が圧倒的に多いなかで、女性専用の施設はあるのだろうか。
「女性専用の隊舎もありますし、男女一緒の隊舎もあります。男女が一緒の隊舎の場合は階層で分けたり、区画で分けたりしています」(防衛省)。
※SAPIO2013年12月号