数々のスターたちが、机を並べていたことで知られる堀越高校。郷ひろみ、松田聖子、市川海老蔵、浜崎あゆみなど、超豪華なメンツが在籍していたが、その高校生活はどんなものだったのだろうか。
勉強と芸能活動を両立し、多忙な高校生活を送っていた芸能コース卒業生にとって、いちばんの思い出はなんといっても修学旅行。あるときはハワイ、韓国、北海道から行き先を選べるようになっていたが、芸能コースの生徒は、何か仕事があってもすぐ帰れることもあって、北海道を選ぶ人が圧倒的に多かったという。
南野陽子(46才)が途中で抜けて、北海道のラジオ局に営業に行ったこともあったそうだし、西村知美(42才)は朝5時半まで仕事をして飛行機に飛び乗った。西村は新聞のインタビューで当時を振り返ったこともある。
「事情を知ってる先生は“機内で寝なさい”とおっしゃったのですが、隣席が(同級生の)のりピー(酒井法子・42才)で、ずっとおしゃべりなんてことも」
1987年卒の井森美幸(45才)、森口博子(45才)、荻野目洋子(44才)は、雑誌の対談でこんな思い出話に花を咲かせた。
<井森:花村さん(森口の本名)たらぁ、消灯の時間が過ぎてるのにぃ、ホテルの階段のところで野球部の男の子と…ハハハ。私がジーッと見てたら「シッシッシッ」だもんなぁ。あたしは猫かっ!?(笑)
森口:だからぁ、あれは、実際につき合ってるってことじゃなくてぇ、単にキーホルダーをもらっただけなの! いわゆる淡い青春ってヤツですが。>
そしてバス移動の際には、荻野目が当時大ヒットしていた『ダンシング・ヒーロー』を歌ったことも明かされた。大学時代からアイドルに会いたくて、暇さえあれば堀越に通い、ペンネームにまでその名を使うアイドル評論家の堀越日出夫さんはこう話す。
「みなさん忙しいですから、同級生だとしてもいつも学校で顔を合わせているわけではないんです。だから修学旅行は思い出深いんですよね。佐藤江梨子(31才)がテレビ番組で話していた、安達祐実(32才)との話が面白かったなぁ。
当時ほとんど面識がなかったものの、修学旅行の風呂場で鉢合わせ。互いに“どうも”とぎこちない挨拶をして、微妙な距離を保ったまま服を脱いだんですが、サトエリにすれば“国民的な子役の裸ってどんなかな”と興味があり、安達も“グラドルのすごい体を見てみたい”と、互いにちらちら眺めながら着替えをしたと話していました」
※女性セブン2013年12月5日号