目の前には湘南の海が広がり、右手には江の島と富士山が一望できる。朝日や夕日に照らされる様は圧巻で、地元でも有名な絶景スポットとして知られている。
そんな高台の住宅街の一角に、この秋、白亜の豪邸が完成した。海に面した部屋は全面ガラス張りで、リビングにはシーリングファンが回っている。広い庭には、四季折々の植物が植えられており、リゾートホテルのような佇まいだ。
長谷川理恵(39才)と、夫で『カフェ・カンパニー』の代表取締役社長・楠本修二郎氏(49才)、そして長男(1才)の新居だ。
「妊娠中から彼女は、“子育ては鎌倉でしたい”と思っていたんですよ。母親が住む実家もありますし、海も山もある。“自分の育った場所と同じ環境でのびのび過ごさせたい”と考えていたんです」(長谷川の知人)
長谷川は自他共に認める都会好き。若い時には先頭きってクラブに通い、素敵なレストランで食事をして、エルメスのバーキンやケリー・バッグをプレゼントしてもらうのも愛の証だと公言していた。そんな長谷川だが、いろいろなことをぐるっと一巡して、最近は「風と緑と海があれば心地よい人間なのだ」としみじみ実感するようになったと、著書などで明かしている。
「でも、移住の理由はそれだけじゃないんですよ。彼女、“ママ友”が苦手みたいで…。都会で生活すると公園デビューから始まって煩わしいことがたくさんありますからね」(前出・知人)
とはいえ、夫は東京を拠点に仕事をするビジネスマン。毎朝鎌倉から仕事先に通うとなれば、車でも、電車を乗り継いでも、都心部までは片道1時間半はかかる。
「長谷川さんは挙式の日取りが決まった頃にご主人に相談したそうですが、すんなり賛成してくれたと言っていました。彼自身も自然の中で体を動かすのが好きなタイプですし、なにより長谷川さんにベタ惚れで、彼女が“したい”と言ったことに対して、NOとは言わないみたいですよ」(前出・知人)
そうして長谷川が夫におねだりして購入したのが冒頭の新居。
「あのあたりは高級住宅街というわけではないんですが、景色が抜群ですからね。土地・建物あわせると3億円はくだらない物件でしょう」(地元不動産関係者)
※女性セブン2013年12月5日号