『リーガルハイ』(フジテレビ系)で新垣結衣演じる黛真知子弁護士の奮闘ぶりが話題となっているが、現実世界でも美人弁護士は少なくない。ここで紹介するのは、「小浜ひまわり基金法律事務所」の3代目所長を務める上原千可子弁護士。
「司法試験は4日で22時間超の長丁場で、乗り切るには精神力も必要です。私ほど勢い任せも、稀だとは思うのですが、精神力と神の力で合格しました(笑い)」
と、自身の経験を振り返る。初挑戦の司法試験は不合格。浪人中に法科大学院の先輩が市議に立候補し、選挙の手伝いと秘書活動に奔走。ほとんど勉強する時間はなかったが、そこでの経験が勉強不足を補った。
検事志望から一転。議員秘書として政治に関わるなかで、「私も自分の足で人の役に立ちたい!」と、過疎地域の弁護士志望へ転向。いまは、福井県小浜市の過疎地域で、“若狭湾唯一の弁護士”として、法律相談を一手に担う。
「個人の依頼が中心で、離婚、借金を始め、刑事事件などありとあらゆる内容が寄せられるので、責任は重大ですね」
●上原千可子(うえはら・ちかこ):1982年、奈良県生まれ。関西大学法学部卒業、同大法科大学院修了。2009年に弁護士登録(大阪府)。2011年より、「小浜ひまわり基金法律事務所」の3代目所長を務める。
撮影■中山雅文
※週刊ポスト2013年12月6日号