数々の修羅場をくぐりぬけてきた山路徹さん(52才)が女性セブン読者のお悩みにズバリ回答。今回は、パン評論家を目指す夫を持つ奥様からの相談です。
【読者からの相談】
夫が菓子パン評論家になりたいと言い出しました。職業ではなく、あくまで趣味の範囲でやりたいとのこと。手始めにブログからやるそうです。そこで、パン好きの山路さんに、夫が一流の菓子パン評論家になるためのアドバイスをお願いします。(35才・専業主婦)
【山路徹のアドバイス】
だんなさんは、評論家という仕事を甘く考えているかもしれません。評論家は、ただ感想を言うだけではありません。メロンパンひとつにしてもその焼き方、生地に使われている粉の味わいはもちろん、それをコメントするにはさまざまな知識が必要です。
だんなさんが職業にしたいと思っているのではないというだけが救い。菓子パン評論家だけで生きていけるほど世の中甘くないですからね。世を見渡しても評論家といわれている人の多くは副業。本を出せる人は評論の対象について歴史など幅広い知識を持って、なおかつそれを生かせる人です。
食に関する評論家なら、味の感想をだらだらと長文で書くのではなく、キャッチフレーズのようなものでビシッとひと言で相手に伝えられる人のことだと思います。
まずは短い文章で商品ごとにあんパンやメロンパンなどの味、焼き方、見た目、そしてどれぐらいコストパフォーマンスがいいか、などをまとめてみてはいかがでしょうか。それをブログで公開して、読者からの反応を見るといいでしょう。
ただ菓子パンを食べすぎると栄養バランスも崩れてしまうし、ダイエットにもよくない。ぼく自身も食事の前にメロンパンを食べたりして2番目の妻に怒られていたなあ(笑い)。 だんなさんが菓子パン漬けの生活にならないように、奥さん、あなたの力も大きいですよ。
※女性セブン2013年12月12日号