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SNS時代の結婚式 幸せ共有「寿ビデオ」で人との絆再確認

アクサダイレクト生命が、結婚式披露宴などで上映されるお祝いビデオやサプライズビデオなどを総称した「寿(ことぶき)ビデオ」のコンテストを実施。2013年9月26日から10月25日にかけて募集を行った「寿ビデオ大賞」の受賞作品を決定したことを発表している。

近年、新郎新婦が結婚式を“ゲストとつながりを築く場”として捉え、また結婚式の演出も“つながり”を感じられるようなものが好まれてきている。なかでも、カップルの生い立ちなどを紹介することで、来場者と幸せや感動を共有する「寿ビデオ」は、人気を集めているという。企画の背景を、同社広報担当・谷口さんに聞いた。

「人生は、結婚、出産などの節目に、改めて見つめ直すことが多いものです。私たちはこういった節目において、人生の安心を得て前向きに日々の生活を送ることを応援したいと考えています。このような思いが発展し、結婚そのものの幸福な瞬間に寄り添い、また内輪だけでなく、より多くの人と共有できれば素晴らしいと考えました」(谷口さん、以下「」内同)

最近では、動画撮影を含め、ネットを使うことに慣れてきた人も多い。谷口さんは、SNSのメリットに「遠く離れた昔の友人とも現状を共有できる」があることを挙げる。そして、「寿ビデオ」は、参列できなかった遠方の方とも感動をシェアするというSNSの利点が特に活かされているように感じるという。

実際に募集し、寄せられた動画をみてから初めて気がついたことはあったのか。谷口さんは、

「写真をコマ送りで映像化したり、粘土細工でのアニメーション、ブラックライトを使った残像での文字作成などは、友人とのチームワークが必須です。また日にちもかかるもの。これら一つ一つの作業がすべて、新郎新婦を祝福する気持ちにつながっているということです」

と振り返る。一つの“想い”に向かった作業は、気持ちも一つになるもの。祝福相手だけでなく、製作者は、一緒に動画を作成した人たちとの絆を再確認する場でもあっただろう。

「生きていくうえで、人とのつながりは欠かせません。色々な生き方があると思いますが、仕事やプライベートなど様々な場面でふと立ち止まったときには、必ず誰か・何かが力になれるのではないでしょうか」(谷口さん)

震災以降、「絆」という言葉が浸透する一方で、若者の間では、一人ぼっちのことを指す「ぼっち」という言葉も登場する昨今だが、周囲を見渡せば、人が生きている。そして、人は人のために生きるものということを、改めて教えてくれる企画である。

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