芸能

『ダンダリン』 竹内結子の不器用さ秀逸もコミカルさ惜しい

『ドクターX』や『リーガルハイ』が好視聴率を記録する中、苦戦を強いられているドラマもある。『リーガルハイ』(平均視聴率18%)の裏番組『ダンダリン 労働基準監督官』(日本テレビ系)もそのひとつ。

『リーガル~』に先行して放送された初回は視聴率11%を超えたものの、『リーガル~』が裏でスタートした第2回以降は不調。11月27日に放送された第9回は7.4%だった。かたや弁護士、かたや労働基準監督官という職業対決。作家の山下柚実さんは言う。

「ブラック企業の問題など、世の中の関心が高いテーマにどんどん切り込んでいってスカッとします。ただ、せっかく緊張感がある話なのに、職場でみんな揃って一斉にラジオ体操をするなど、妙なコミカルさを入れてしまったのが少し惜しかったですね」

 主人公・段田凛の不器用さを徹底して表現するのが主演の竹内結子(33才)だ。

「いつも美しい竹内さんが、この作品だとすっごくブスに見えるんです(笑い)。でも、それは決して悪い意味じゃなく、無表情で融通が利かない主人公になりきってるってことなんですよね」(漫画家・カトリーヌあやこさん)

『ダンダリン』が放送されているのは、日本テレビの水曜22時。この時間、過去には『ハケンの品格』(2007年・篠原涼子主演)がヒットしたように、カトリーヌさんいわく“働く女性の応援歌”枠。うまく女性視聴者を取り込めば、化ける可能性はあるかも…。

※女性セブン2013年12月19日号

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