現在、大人気のふなっしーだが、“中の人”が誰なのかは明かされていない。過去には、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で、ゆるキャラ・ちっちゃいおっさんがふなっしーに「キ○○さん」と人の名前で呼びかけ、ふなっしーがオタオタするというハプニングもあった。これによってネット上では、ふなっしーの中身は本名「キ○○」だと本人探しが始まった。
すると2012年12月に、ふなっしーの商標登録を申請した人物・Kさん(38才)の名前が浮上する。このKさんは船橋市内でインテリアショップを営んでいることまで判明したのだった。“ふなっしー=Kさん”という説がネット上で吹き荒れたものの、真相は不明のままだった──。
11月上旬、都内で行われた、映画の舞台挨拶に登場したふなっしー。イベント終了後、会場からふなっしーの着ぐるみが入りそうな“大きな黒の肩掛けバッグ”を抱えた身長165cmほどの男性が出てきた。
“鈴木おさむ”似で小柄だが、シャツ越しに胸板の厚さが伝わってくるガッチリした体形だ。男性は駐車場に止めてあったコンパクトカーの後部座席に、その大きなバッグを詰め込むと車を走らせた。
向かった先はふなっしーの地元・船橋市内にある中華のファミレス『バーミヤン』だった。
「窓際にひとりで座っていましたよ。食べていたのは、期間限定で約1000円に割引されていた麻辣担々麺の半チャーハン、餃子セットでしたよ」(居合わせた客)
これまでグッズ収入やテレビやCMのギャラ、イベントの出演料などで稼いだ額は1億円以上といわれるふなっしー。彼がふなっしーの「中の人」だとしたら、なんとも庶民的な食生活だ。
そして遅めのランチを終えた彼は、Kさんが営んでいるとされている船橋市内のインテリアショップ兼自宅へと帰って行った。後日、本誌は自宅から出てきた彼を直撃した。
──おはようございます。Kさんですか?
「本当に急いでるんですよ。本当に時間がないんです」
いつもの甲高い声とは違い、予想に反して野太い声。もちろん“なっしー”なんて言うわけもなく、怪訝そうな顔で記者に応対する。
──女性セブンの“ふなっしーの素顔”という企画に出演してもらえませんか?
「ぼくは出るつもりは一切ありませんよ」
出演は断ったものの、結局、自身が“Kさん”であり“ふなっしー”であることを認めてくれた。近所の住民がこう話す。
「ふなっしー活動が忙しくて、インテリアショップはずっと閉めたままですね。でも彼は“ブームはいつか終わるから”と店はそのまま残しているんです」
※女性セブン2013年12月26日・2014年1月1日号