結婚・出産を経てテレビ局に復職する「子持ち女子アナ」が増えている。視聴率戦争を首位独走するテレビ朝日でも、子持ちアナが高評価を受けていた。一昨年に出産、昨年12月に職場復帰した武内絵美アナ(37)である。かつては『報道ステーション』のスポーツキャスターを務めていたが、現在はレポーターとして事件などの現場取材を担当する。
不慣れな業務で苦戦しているかと思いきや、復帰後1年間の働きは大絶賛されている。『報ステ』関係者がいう。
「特に評価を上げたのが、元歌手の藤圭子の自殺現場からのレポートだった。アイドルアナというイメージだったのに、若いスタッフに的確な指示を出しながら、冷静にレポートしていた。母親になってから、どっしりと腹が据わった印象です。ほとんど仕事をしたことのない相手でも名前を覚えて忘れない、という特技もあってスタッフから慕われている。
『報ステ』の後輩である宇賀なつみアナ(27)や小川彩佳アナ(28)も頼りきっていて、仕事の悩みの相談に乗っているとか。特に宇賀アナは、自宅で料理を振る舞われるほどかわいがられている」
一時は現エース・竹内由恵アナ(27)の台頭によって「オールドたけうち」とからかわれた武内アナだが、今や『報ステ』の女帝として君臨しているようだ。
※週刊ポスト2013年12月20・27日号