北朝鮮ナンバー2の張成沢が処刑されたことで、11月に会談したアントニオ猪木・参院議員(70)は結果として“最後に張成沢と会った日本人”となった。「元気ですか!」と心配する間もなく処刑されたことについて猪木事務所に問い合わせると、「本人は『張成沢氏は、今思えばちょっと元気がなかった』といっていました」とのこと。
しかしその後、北朝鮮側から「これからも変わらずに交流していこう」とのメッセージを得たという。なかでも重要なのは、「1995年に開かれた平壌国際体育・文化祝典を2014年に開催しようという意向を確認した」(同前)ことだ。
1995年に猪木氏が企画した北朝鮮初のプロレス興行は、19万人という桁違いの観客を集めたが、2014年はそれを上回る20万人規模の大会を計画するというのだ。
「1月に再訪朝する予定ですので、北朝鮮の動向について注視しています」(同前)
くれぐれも、リングに上がった猪木氏が両脇から抱えられ連行される、などという張成沢の二の舞だけは避けてもらいたい。
※週刊ポスト2014年1月1・10日号