NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』に本人役でゲスト出演し、視聴者にかなりのインパクトを与えたお笑い芸人の三又又三(46才)。本人登場は1回だけだったが、“あまちゃんファミリー”の仲間入りを果たし、図々しくも(?)クランクアップ後の打ち上げにも参加。その時の様子を三又にじっくりと語ってもらった。
――『あまちゃん』の打ち上げにも参加したそうですね。
三又:そうなんですよ。最初は断ったんですけどね。
――それはなんでまた?
三又:1回しか出演してないし、レギュラーでもないから“はしゃいでる”とも思われたくなくて。そうしたら“イベントみたいな作りになっているし、三又ダンスありきで進行も作っているからぜひ、来てください”とスタッフのかたに言われたので、参加することにしたんですよ。あとね、ちょっと放送のときに心残りなこともあって。
――なんですか?
三又:俺、昔からキョンキョンの大ファンなんですよ。俺にとって小泉今日子さんは永遠のアイドル。その彼女が『あまちゃん』でヒロインのお母さん役をやるっていうので、どうしても会いたいって思ってたんですけど、残念ながら収録でお会いすることができずにいたんですよね。でも打ち上げには来られるっていうことで、ワクワクしていたら、会場に着くなりキョンキョンにばったり!
――それはすごいですね。キョンキョンの反応は?
三又:あいさつしようとしたら、キョンキョンのほうが「あ、本物だ」と俺のことを言ってくれて。もうめっちゃテンション上がっちゃいましたよ。
――打ち上げはいかがでしたか?
三又:すごかったですねー。“あまーソニック”という音楽イベントみたいな構成になっていました。オープニングのテーマ曲をオーケストラで演奏したりと、すごく盛り上がっていました。
――そこで三又ダンスを披露したわけですね。
三又:そうです。しかもキョンキョンにもステージに上がってもらったんですよ。キョンキョンがガウン脱がせてくれて。俺がパン一(パンツ一丁)踊っている間、ずっと隣にいてくれました。
――それはファンとしてはたまらない瞬間ですよね。
三又:もうお互いの気持ちがひとつになりました。キョンキョンも俺も「あ、本物だ」と思いながらステージを盛り上げていたわけですから。記念撮影もさせてもらい、俺の鼻の下伸びっぱなしでしたよ。
――宮藤さんとは話はしなかったんですか?
三又:そう、今思えば後悔していることがあって。あの時、宮藤さんをステージに上がらせるべきだったなあって。宮藤さんってたけし軍団に憧れているってエッセイとかで書いているんですが、それなら、たけし軍団の洗礼を浴びせるためにも、宮藤さんにパン一で三又ダンスをステージでやってもらうべきでした。ステージから「みなさーん、三又とクドカンの三又ダンスのコラボ見たくないですかー?」って言ったらかなり盛り上がったと思うんですよ。やらなかったことはかなり後悔していますね。
【三又又三(みまたまたぞう)】
1967年5月27日生まれ 岩手県花巻市出身。1992~2007年までお笑いコンビ『ジョーダンズ』として活躍。武田鉄矢のモノマネなどで人気を博す。解散後は舞台『お~い!竜馬 −青春篇−』を主演、企画、プロデュースする。ブログ『三又又三のおーい竜馬への道』(http://www.aspara.co.jp/bakachin/)