まさに「じぇじぇじぇ」な1年となったのが、NHK朝ドラ『あまちゃん』のロケ地、岩手県久慈市。同市には2013年4月~10月末だけで9億6500万円の経済効果があり、県全体へは今年度で約33億円にのぼる。
市民に聞くと誰もが「続編をやってけろ」と声を揃えるが、撮影後の今でも頻繁に久慈市に足を運ぶキャストが少なくないという。その筆頭が駅長・大吉役の杉本哲太。10月にお忍びで市内のスナックを訪れ、11月にもトークショーの仕事で訪問した。
「今でも『何してる?』と電話がかかってきます。4月にもまた名誉駅長として三陸鉄道の全線開通式に来てくれるそうだから楽しみです」(スナックで親しくなった男性)
海女・弥生役の渡辺えりも“地元愛”の強い一人。8月下旬に自身の劇団の舞台、10月下旬に新沼謙治とのコンサートを開いた。
「舞台はドラマの弥生さんとは違ってすごい迫力でした。仕事で岩手に来たらいつも寄ってくれる気遣いの人です」(2回とも招待された飲食店店主)
他にも、勉さん役の塩見三省の妻やヒビキ役の村杉蝉之介の両親まで同市を訪れたという。 続編で“アマノミクス第2幕”は起こるのか──。
※週刊ポスト2014年1月1・10日号