3組に1組が破局する昨今。有名人の離婚理由も千差万別だが、一般人も同じこと。夫婦問題研究家の岡野あつこさんはこう話す。
「子供を産んで夫婦仲がおかしくなる人が急増しています。出産という人生で大きなプロジェクトのときに、夫が頼りにならなかったなど不満を抱える人は多いです。愛の結晶のはずだけど、夜泣きもすれば、うんちもする。その現実についていけない女性が増えているんです」
最近の離婚は、結婚直後か熟年かに偏る傾向がある。
「芸能人も一般人も同じです。ものすごいスピード離婚をする人がいる一方で、子供もいて世の中におしどり夫婦で通っていたふたりが、実は仮面夫婦だと公表して、びっくりさせられたり」(岡野さん)
長年、離婚のカウンセリングをしてきた岡野さんだが、離婚を決意する本当の理由がわかりづらいというのも近頃の特徴だという。
「夫が新聞を読まないから離婚するという30代の女性がいました。かと思えば、自分の親が子供にいろいろ買ってくれたり家を建てるときの資金を出してくれたのに、夫はお礼を言わないのが許せないとか。真意がわからないことが多いです」(岡野さん)
岡野さんによる、夫婦円満のための妻のものの言い方は次の3つだ。
●夫への挨拶を忘れない
●夫の気持ちをポジティブに解釈する
●夫の長所を意識する
離婚へのハードルが下がっている今、小さな心がけが危機を防ぐのだという。
※女性セブン2013年12月26日・2014年1月1日号