自身の冠番組は8本に増え、レギュラー本数は16本という超売れっ子芸人・有吉弘行(39才)。有吉再ブレークのきっかけとなったのが、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で品川祐(41才)を「おしゃべりクソ野郎」と評した2007年の『おしゃクソ事変』だ。
しゃべり倒して相手をやり込める芸風の品川にとって、初めていじられた経験。品川が当時を振り返る。
「“あ、そうか。おれ、すごい調子こいて話してたんだな”って恥ずかしかったです。芸人なんですけど、人にいじられるのに慣れてなかったし、恥をかきたくないのもあって、嫌でした」(品川・以下「」内同)
そんな品川の思いとは裏腹に、スタジオ中は大爆笑で、客席が揺れたほど。
「地鳴りみたいな響きがあって、有吉さんが売れる音がしたんです。ああ、この人は売れていくんだなって直感的に思いました。
仕事がなくて地獄を見た有吉さんが、当時、自分より売れている芸人の中に飛び込んでいって、あれを言う。それこそ、半沢直樹だったと思うんです。おれが大和田常務で、それに立ち向かうっていう(笑い)」
だが、その後、「おしゃべりクソ野郎」のイメージが定着した品川は、仕事が激減。それまではバラエティー以外にも情報番組のコメンテーターやクイズ番組のパネラーとして活躍していたが、2012年秋からレギュラー番組が0本という“哀しい事態”に。品川にとっても『おしゃクソ事変』は人生の転換点だった。
「今はもうゴリゴリのバラエティーしか出演依頼がなくなったので、すっきりしました。これからもおしゃべりクソ野郎のままでいきますよ。それしかできないですし」
今度は、品川が有吉に「倍返し」を決めてください!
※女性セブン2014年1月9・16日号