他人はおろか家族すら知らない、まさに秘中の秘のお金、それがへそくり。本誌が既婚女性500人への大規模アンケートを実施すると、実に4割超がへそくりを貯め、その額は2人に1が「100万円以上」もあることがわかった。そこで今回、ゼロからマイ財産を作りあげる、あの手この手の錬金術を、3人のヘソクリストが熱弁!
【座談会参加メンバー】
主婦・春子さん(32才主婦。へそくりビギナー。財源はプチ稼ぎ)
主婦・夏子さん(45才主婦。へそくり歴10年。貯めることが趣味)
主婦・秋子さん(58才主婦。へそくりで、年間200万円貯めるスゴ腕)
春子:最近へそくりを始めたんですが、“プチ稼ぎ”を頑張っても月にせいぜい1万円。もっと増やすにはどうしたらいいんですか?
夏子:ご主人のお給料からは抜いてないの?
春子:それは気が引けて…。
夏子:そんなことないわよ。 子供の習い事代とか言い訳はいくらでもできるし。うちは生活費を月に12万円渡されるんだけど、そこから1万円ずつへそくってる。そうすると、やりくりが苦しくなるでしょ? その姿をアピールすれば、万一夫の収入が減っても生活費を減らされないし、家計簿つけながら「今月足りないわ〜」ってボヤくと、「もう少し必要?」とお財布から数千円くれたりする(笑い)。
秋子:へそくりを貯めるなら、生活費は一定以下に保って、“細く長く貯める”が大前提よね。私はパートで月8万ぐらいの収入があるけど、生活は夫の収入のみでやりくりしているから、まるまる貯まってる。今は夫から入ってくる生活費も残し貯めして、年間200万はへそくってるわ。
春子:200万円!! アンケートにプチプチ答えるだけじゃまだまだ遠い道のりだわ~。
秋子:夫の貯金は300万円くらいで、私の貯金は3000万円。ケタがひとつ違う(笑い)。夫は貯金に差があることに薄々気づいていて、“なんかおかしくないか?”と言うんだけど、“どうせ家族のお金だから一緒よ”っていえば黙る。もちろん、渡すつもりないけど(笑い)。
夏子:あ、貯まったお金はちゃんと定期にしてる? 金利はあまり期待できないけど、地方銀行のネット支店には、宝くじつき定期や、地元の食材がプレゼントされる定期があるからおすすめよ。
春子:ドキッ。実は、ちょっと貯まると、つい自分へのごほうびや家族の外食に使っちゃうから、全然貯まらなくて…。
秋子:私は1000万円分、株式投資にまわしてる。株主優待で、お得な割引券や食品が届くから、さらにそれで生活費を浮かせてへそくってるの。今年はアベノミクスでだいぶ儲かったわ。
春子・夏子:す、すごーい!!
秋子:まあ、株を買えるようになるには20年以上かかったけどね。やってやれないことはないって話よ。
※女性セブン2014年1月9・16日号