現在、超売れっ子芸人の有吉弘行(39)が所属しているのが竜兵会だ。竜兵会とはダチョウ倶楽部の上島竜兵(52)と肥後克広(50)を中心とした芸人集団のこと。活動は、ひたすら飲み会。1990年代後半に結成され、中野や高円寺の居酒屋でほぼ毎日飲んでいた。
だが、メンバーの有吉、土田晃之(41才)、劇団ひとり(36才)らが売れっ子になったため、現在は活動休止状態。有吉は、「この会があったから、芸人をやめずにいられた」と、上島と肥後への謝意を公言している。そんな2人が有吉の“地獄時代”から現在の活躍までのエピソードを明かしてくれた。
肥後:毎日飲んでたころは、居酒屋で、“おれの隣に座れ”って露骨に有吉を取り合ってたよね。
上島:リーダーなんか、もう、酔っ払って、“おれの養子になれ”って言ったぐらいで。
肥後:ある時、有吉を飲みに誘ったら、“仕事です”って断られて、イラッときた(笑い)。その気持ちを自分で分析したら、有吉を好きなんだっていうのがわかったの。
上島:(笑い)
肥後:当時仕事がなかった有吉はスケジュールに余裕があるから、長期の海外ロケが入ることもあった。“おまえが日本にいないと寂しいから、仕事をするな。海外ロケのギャラを払うから、近くにいてくれ”って告白した。
上島:有吉は、目上の人の扱い方が天才的にうまい。2人で飲んでると、結局、おれがあいつに相談するんだよ。“この前、番組でスベったよ”と弱音を吐く。すると、“上島ちゃんは上島ちゃんでいいのよ”なんて言ってくれる。そう言われると、なんか勇気が出てくるんだよ。後輩に言われて勇気が出るのもおかしいんだけどね(笑い)。
しかも、有吉は酔っぱらうと、おれの前で、“本当はリアクション芸人になりたかったんです”って泣いたりして。本当にかわいいやつなんだ。
※女性セブン2014年1月9・16日号