「大人げない」といわれれば、たしかにその通りかもしれない。だが、日本に対して「自国民の優秀さ」をやたらと主張する韓国に対しては、“捏造”のできない数字を突きつけない限り、自らを見つめ直す客観的な視点を永遠に与えられないだろう。韓国のためを思ってあえて調べてみたところ、やはり、日本の圧勝でした。国際貢献の面で検証してみよう。
朴槿恵(パク・クネ)政権の要といえる「慰安婦外交」。日本がいかに“誠意”を欠いた国かを世界にアピールし続けているが、国際貢献でいえば、日本は韓国よりもはるかに誠意を見せてきた。
2012年の日本のODA(政府開発援助)実績は年間1兆4806億円に上る。これはアメリカに次ぐ世界2位の金額だ。一方の韓国は1660億円で日本とは1桁も違う。
国連の運営費の一部となる国連分担金も、日本は常任理事国でもないのに306億円と1位のアメリカに次ぐ拠出だ。潘基文事務総長の母国である韓国はというと、たったの55億円だ。
また、IMF(国際通貨基金)への拠出額の総額でも、日本は約5兆円と世界トップクラスの実績を誇っている。韓国は現在でこそ約1兆2500億円を拠出しているものの、1997年の通貨危機の際には約580億ドル(約6兆円)の援助を受け、デフォルト危機を切り抜けた身。IMFを通じて日本が韓国経済の窮地を救ったといっても過言ではない。
国際社会への貢献度は、断然日本のほうが上。韓国から「誠意のない国」などといわれる筋合いはない。
※週刊ポスト2014年1月17日号