いよいよ4月から消費税率が8%にアップする。それまでに、どうにかして家計のスリム化を図る人も多いだろう。
4月までの3か月の中で、2月は締めるべき出費をキュッと締めていくことができる月だという。幸い、28日間と日数が短く、支出が比較的抑えられるため、節約を頑張るうえで好都合なのだ。10万分部を超えるベストセラー家計簿『つけるだけで「節約力」がアップする家計ノート』(小学館刊)の著者・細野真宏さんはこう説明する。
「全国8000世帯の家計を調べた最新の総務省『家計調査』によると、帰省やお年玉などで出費の多い1月は平均で1400円の赤字です。しかし2月は逆に平均で約5万4000円の黒字。貯めるには絶好のチャンスです」
生活費に余裕のあるこの時期に、一度見直せば毎月節約効果がある、ガソリン代や電気代などの固定費を見直しておくのも手だ。
また、2月7日にはロシアでソチ冬季五輪が開幕する。
「五輪の開催にあわせて、日用品や飲料のスポンサー関連商品で通常よりちょっぴりお得なものが出ることがあります。また、五輪閉幕後には、“季節外れ商品”として叩き売りされる可能性もあるのでそこもチェック」(節約アドバイザー・丸山晴美さん)
洗剤やティッシュペーパーなどの「日用品費」を削ると特に節約の効果が高い。ブログ『がんばらない節約とシンプルな暮らし』を綴るそらはなさんは、この1年間で、日用品費を半減させることに成功したという。
「これまで日用品はスーパーやドラッグストアで買っていました。でも、特売商品をついかごに入れてしまい、家のストックが溢れかえることに。なので、ネットスーパーで買うことにしたんです。この方法は節約効果大! 家の在庫をチェックして発注するから無駄がなくなりました」(そらはなさん)
ネット宅配だからこその割引制度もある。
「Amazonは定期おトク便にすると代金が最大10%オフ。半年に1回の利用でもOK。おむつや水など重くてかさばるものを運んでくれる点も重宝してます」(丸山さん)
※女性セブン2014年1月23日号