自動車メーカー「マツダ」の創業者は松田重次郎。一見、創業者の名字が由来かと思えるが、そのアルファベット表記をよく見てほしい。“MATSUDA”ではなく、“MAZDA”となっているのがわかる。これはなぜか。同社広報部に聞いた。
「これは西アジアでの人類文明発祥とともに誕生した神、アフラ・マズダー(Ahura Mazda)に由来するためです。
叡智・理性・調和の神アフラ・マズダーを、東西文明の源泉的シンボルかつ、自動車文明の始原的シンボルとして捉え、また世界平和を希求し自動車産業の光明となることを願ってつけられました。もちろん、創業者の松田重次郎の姓にもちなんでいます」
※週刊ポスト2014年1月17 日号