これまで宮中祭祀に対して後ろ向きとされた皇太子妃雅子さまに変化が起こっていた。
昨年12月13日、雅子さまは皇太子さまとご一緒に両陛下に陪席され、12月24日に行われた歴代最後の女性天皇である後櫻町天皇の二百年式年祭の儀のためのご進講を受けられている。
そして迎えた12月24日。例年であれば、クリスマスイブは、夕方から愛子さまとともに妹の池田礼子さん(47才)一家が暮らすマンションを訪れられ、クリスマスパーティーをされるのだが、昨年は違った。
「当日は愛子さまおひとりでのお出かけでした。もちろん、愛子さまが“親離れ”したということもありますが、雅子さまは、厳しい寒さの中、宮中祭祀をされる陛下と皇太子さまに配慮されて、外出を控えられたようです。やはりご進講を受けられたことが大きかったと思われますね。これまでの雅子さまなら、ご自身の私的な活動を優先されてきましたから、両陛下も安堵されたでき事といえるのではないでしょうか」(宮内庁関係者)
宮中祭祀へ一歩一歩階段を上られている雅子さま。そして、その“祈り”の思いを、さらに次代へ伝えようともされているようだ。昨年10月、伊勢神宮の式年遷宮の日のことだ。
「雅子さまは東宮御所で制服姿の愛子さまとともに遙拝(遠く離れた所から拝礼すること)されたそうです。
また、愛子さまは学校の放送委員として、校内放送でその式年遷宮に関する原稿を準備して発表されるなど、祈りの思いは脈々と受け継がれ始めているようです」(前出・宮内庁関係者)
愛娘とともに歩み出された“祈り”への思い。雅子さまのその心は、日に日に強まり、宮中祭祀を実現される日も近いことだろう。
※女性セブン2014年1月23日号