『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載され、人気となっている漫画『土竜の唄』の実写映画版が、いよいよこの2月から公開となる。
同漫画は、広域暴力団への潜入捜査(通称「モグラ」)を命じられた巡査の奮闘を描いた作品。生田斗真が主演を務める映画版「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」は、三池崇史が監督、宮藤官九郎が脚本を担当することでも話題となっており、2013年11月15日(現地時間)、第8回ローマ国際映画祭コンペティション部門で公式上映された。
三池崇史監督といえば、海外映画祭の常連だが、同映画祭に、実は三池監督が手がけた作品がもう一つ、出品されていた。アウトオブコンペ部門で上映された、「地球兄弟」だ。
この作品は、たばこをきっかけに出会った侍と宇宙人、そして謎の妖精が繰り広げる不思議ワールド全開のオリジナルムービー。レトロなBGMのなか、加賀百万石出身で、参勤交代中で東京に出てきているという「侍」と、白鳥座の方から来たという「宇宙人」、頭にはヘルメット、手には虫取り網、背中に羽が生えたオッサンの「妖精」がとある公園で出会うところから物語は始まる。
先の読めない展開は三池監督の十八番。JTの愛煙家のためのサイト“ちょっと一服ひろば”で、「ちょっと一服ムービー」として公開されている。ゆるい世界観と奇想天外なエピソードが随所に差し込まれ、すでにシーズン1が終了。シーズン2では、謎過ぎる妖精の正体がついに明かされ、さらに「地球がヤバい」ことに…。
一話見るとすっかりその世界に引き込まれ、ちょっと一服どころか、ついつい“二服”も“三服”もしてしまいそう。3人が、地球を救うことができるのかどうかに注目が集まる完結編は、1月23日(木)公開予定だ。