夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回は寄せられたのは、カード会社勤務のご主人(52歳)。奥様(48歳)は「お尻星人」だそうです。
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巨乳好きの男性をよく「おっぱい星人」と呼んだりしますが、うちの女房は「お尻星人」。「アナタのお尻の形に惹かれて結婚したの」という程、僕の肉付きのいいお尻にゾッコンです。「若い男の子のぺったんこのお尻なんて何も感じないわ。歩くたびに肉が揺れるお尻を見るのが好きなの」。一緒に出掛けても必ず僕の後ろを歩き、お尻を見ながらニヤニヤしています。
困るのはアラフォーを過ぎてから恥じらいがなくなったのか、他の男性のお尻にも興味を示し始めたこと。後ろを歩いてる女房の姿が見えなくなり、探すと、知らない男性の大きなお尻を追いかけて歩いています。
そんな女房が最近ハマっているのが、浴衣姿のお相撲さん。一度、街で偶然見かけて以来、「浴衣の中で微妙に躍動するお尻を想像するのがたまんないの!」。ただ、お相撲さんなんて、なかなか遭遇しません。
「私がスリム体型だから、大きいお尻に惹かれるのかしら?」今日もそう言い残し、国技館のある両国へ、「ブラ散歩してくるね」と出掛けた女房。「お相撲さんと知り(尻)合いになるために、両国に住もうかしら!」と言い出す日も近そうです。
※週刊ポスト2014年1月24日号