いつどこで“炎上”が起きるかわからない時代。たしかに子供の問題となると、さかもと未明氏の件(赤ちゃんを飛行機に乗せるな意見してバッシング受ける)といい堀江貴文氏の件(新幹線で子どもが泣かないよう睡眠薬の使用に賛同し批判される)といい、ネット上では「見守る側の寛容さが足りない」という意見が勝り、発言者へのバッシングで終わってしまいがちだ。
その理由について、ニュースサイト編集者の中川淳一郎氏はこう説明する。
「ネット上の論争では、『弱者が強者に必ず勝つ』ことになっている。今回の場合、子育てママは苦労していてかわいそうな弱者、ホリエモン側は強者に位置づけられる。しかも、子育てママには将来の日本を支える子供を育てているという大義名分がありますからね。
子育てママ擁護に回った人たちは『私はこれで弱者に優しい、寛容な人間なんだ』とアピールできる。だから、子育てママ批判はネット上のタブーになっている」
※週刊ポスト2014年1月24日号