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大沢樹生・喜多嶋舞の調停 弁護士が喜多嶋に有利な戦略解説

「今回、こうして話がオープンになってしまったことで、“調停”はたぶん決裂すると思いますね…」。1月7日、昨年末から世間を騒然とさせている長男・Aくん(17才)とのDNA鑑定“父子確率0%”騒動について会見を開いた父・大沢樹生(44才)は、今後の展開について、こう語った。

 1997年に喜多嶋舞(41才)の間に“誕生”したAくんとの親子関係をDNA鑑定した大沢。その結果は“父子確率0%”というものだった。これを受け、大沢は昨年7月、家庭裁判所に“親子関係不存在”の確認を求める調停を申し立てたため、現在は双方が弁護士を立てて協議中だ。

 しかし、『女性自身』誌上でAくんはDNA鑑定の結果を否定。さらに喜多嶋も同じく『女性自身』で父親は大沢であると強く主張している。

 お互いの主張が真っ向ぶつかり合い、完全に水掛け論になってしまっている“父子確率0%”騒動だが、大沢が語っていた通り、“調停”で決着はつきそうにない。離婚問題に詳しい弁護士の長瀬佑志氏は、こう説明する。

「今回のように、家庭裁判所に“親子関係不存在”の調停を申し出た場合、正式に親子ではないということが認められるためには、確かな証拠と、当事者同士の合意が必要です。喜多嶋さんが鑑定結果を信用していないために協議が進まないのであれば、家庭裁判所としては、改めて再鑑定を要求することになるでしょう」

 だが、大沢にとって、この再鑑定が現状では難しい。調停において家庭裁判所は、“要求”はできても“命令”はできないからだ。あくまで当事者間の合意があって、はじめて再鑑定は可能なのである。

「つまり、長男が拒否すれば再鑑定はできません。今、長男は喜多嶋さんサイドに付いていますから、彼女が長男に再鑑定を拒否するよう説得すれば、彼はそれに従うでしょう。喜多嶋さんには、長男の父親が大沢さんだという自信があるのかもしれませんが、万一、また“父子確率0%”の結果が出たら終わりです。1%でもそのリスクがある以上、“再鑑定拒否”という姿勢が、この調停では正しいわけです」(親権問題に詳しいある弁護士)

 確かに喜多嶋は『女性自身』のインタビューで、「独り立ちできるようになった頃に、Aが望むなら再鑑定をすればいい」と語っており、現時点で応じる気はないことを明かしている。しかし、大沢には、それでは納得できない事情があるという。

「大沢さんの奥さんが、1月中旬にも第一子を出産予定だからです。新たな子供が生まれてくる中で、Aくんが実子であるかないかは、夫婦にとって大きな問題です。例えば、今後、大沢さんが亡くなった際の遺産相続などにも直結してきますからね。彼からすれば、どうしてもこのタイミングで白黒つけておかなければならないんですよ」(大沢の知人)

※女性セブン2014年1月30日号

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