高須クリニック・高須克弥院長が、世の中のあらゆる事象を自由に斬るシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回のテーマは1月23日に告示される東京都知事選(2月9日投開票)。高須院長は、今回の選挙戦をどう見る?
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──いよいよ都知事選が近づいてきました。事前情報では、いろいろな候補者の名前があがっていましたが、細川護熙氏、舛添要一氏、宇都宮健児氏、田母神俊雄氏、ドクター・中松氏らが出馬することになりそうです。
高須:今回は、さすがにマック赤坂は出ないよね?(笑い)。前回の都知事選では応援したけど、その後、もう立候補しないっていうから高須クリニックのCMに出てもらったのに、参院選に出たんだよ。
──そのせいでCMも差し替えになっちゃったんですよね。
高須:そう。だからもうマックとは縁を切ったよ。もし出ても応援しない! でも、ドクターは、健闘を祈ってるよ(笑い)。
──そんなドクター・中松氏も含めて、今回の都知事選ですが、高須院長はどう予想されますか?
高須:正直言って、あんまりワクワクしないんだよね。人口1300万人の東京都のトップを決めるわけで、そこそこの国の大統領みたいなものだよ。周辺の県への影響力も考えたら、人口3000万人の国家元首と同等だといっても過言ではない。それなのに、ちょっと候補者が小物に感じちゃうんだよなあ。
──そういう意味では、元首相の細川さんなんかは、大物だと思うんですが…。
高須:いやいや、結局は「小泉純一郎の応援があるから出る」みたいなものでしょ。細川さん自体が大物というわけではなくて、その後ろにいる小泉さんが大物だっていうことだからねえ。それなら、細川さんじゃなくて、小泉さんが出ればいいのにって思う。小泉さんが都知事になれば、都民もみんな納得しちゃうでしょ。
──たしかに小泉さんは、“3000万人国家の元首”としては充分すぎる器ですね。
高須:そもそも細川さんだったら当選するかどうかも微妙でしょ。舛添さんといい勝負になるはず。でも、小泉さんなら絶対に当選するよ。小泉さんと細川さんが脱原発で一致しているのなら、小泉さんが出るべきだよなあ。なんで小泉さんは出ないんだろ?
──脱原発という点で、自民党に気を使っているとか…。
高須:でも、「自民党をぶっ潰す」なんて言ってた人だよ。関係ないでしょ(笑い)。本当に出ればいいのに。ここで出ないのは、なんだか逃げてるみたいでずるいよね。総理大臣なら与党のトップになる必要があるけど、都知事は無所属でもいいんだから。落選したときのことでも考えてるのかな? もしそうだったら、本当に卑怯者だな(笑い)。
──では、高須院長が考える、都知事にふさわしい人物は、小泉さんっていうことですか?
高須:ふさわしいかどうかは分からないけど、小泉さんが出馬したら本当に面白いと思う。で、さらにいえば、対抗馬でビートたけしが立候補して、一騎打ちになったら最高だよね。とんでもなくワクワクする都知事選になるよ。この2人の戦いなら、どっちが勝っても負けても誰も損しない。「小泉に負けた」「たけしに負けた」って言っても、勲章になるもんね。
──その一騎打ちは本当に面白いですね。投票率もとんでもなく高くなりそうです。
高須:ビートたけしが出ないっていうなら、小泉進次郎が出ればいいよ。小泉純一郎は野党をバックに、進次郎は自民党をバックに都知事選で親子対決…だったら最高だな。そういう盛り上がる選挙が見たいよ。
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小泉純一郎氏やビートたけし氏といった、カリスマ性の高い人物の出馬を熱望する高須院長。たしかに、この2人が出馬すれば、選挙戦は格段に面白くなり、自ずと都民の政治関心も高まるはず。投票率アップのためには、やっぱりドラマ性の高い選挙戦が必要!?
【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『バカにつける薬 ドクター高須の抱腹絶倒・健康術』(新潮OH!文庫)、『私、美人化計画』(祥伝社)、『シミ・しわ・たるみを自分で直す本』(KKベストセラーズ)、『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)など。近著は『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)。