1月14日、都知事選立候補を表明した細川護熙氏に寄り添う小泉純一郎氏の胸元には、妙に鮮やかに、グリーンのネクタイが栄えていた。
100人を超えるメディアが集まり、都民のみならず全国民が注目していた。都知事選「小泉劇場」の幕開けに、これ以上相応しい場面はない。なぜ小泉氏は、そのハレの舞台で、自民党のシンボルカラーである「緑」を身につけたのか。
自民党のベテラン議員は、本誌記者に対し、小泉氏の真意を、こう読み解いてみせた。
「小泉さんは自民党内部に向けて、こうメッセージを伝えたかったのではないか。“安倍自民党が舛添(要一・元厚労相)氏を支持していることは知っている。
だが、私も自民党を背負って、ここに立っている。心ある自民党議員は、『脱原発』の御旗の下に結集すべきだ”。小泉さんは、もう1度、自民党をぶっ壊すつもりだ」
※週刊ポスト2014年1月31日号