ライフ

佐藤紳哉六段 電王戦でカツラがズレること心配し着用を迷う

お決まりの「ズラ外し」をする佐藤紳哉六段

 強くて、かつ、はっちゃけたパフォーマンス棋士が、お堅い将棋界をかき回しているのをご存じか。写真で何やら“お帽子”を脱着中なのは、佐藤紳哉六段。

「プロ入り時は『歌って踊れる将棋指し』がコンセプトでしたが、音痴でリズム感が悪いのでちょっと厳しかった。そこに、“諸問題”が髪に起きて、イケメン路線を変えなければならなくなりまして」(佐藤六段)

 大盤解説会で、「この駒の頭に何かを打つといいですね」と局面解説すると、客は手拍子とともに“頭コール”。すると彼は、ゆっくりカツラを外して、場内の盛り上がりは最高潮に!! というカツラパフォーマンスがすっかり定着し、将棋界の輝ける存在に。

 3月には人間対コンピュータで競う『将棋電王戦』の大一番が待つが、「カツラは蒸れるし、ズレる心配があるので、持ち時間5時間の対局では着用を迷います(笑い)」(同前)。

 ともすれば誰かに怒られそうだが、「将棋に触れるきっかけになれば」との気持ちは、先輩棋士からも大いに認められているというから、これもまた一興。

●佐藤紳哉(さとう・しんや):1997年、20歳でプロ入り。2005年に勝率1位賞と新人賞を同時受賞し、現在は六段。序盤から長考するのが棋風。電王戦第二局(3月22日、両国国技館)に登場する。

撮影■太田真三

※週刊ポスト2014年1月31日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

広末涼子容疑者(写真は2023年12月)と事故現場
《広末涼子が逮捕》「グシャグシャの黒いジープが…」トラック追突事故の目撃者が証言した「緊迫の事故現場」、事故直後の不審な動き“立ったり座ったりはみ出しそうになったり”
NEWSポストセブン
北極域研究船の命名・進水式に出席した愛子さま(時事通信フォト)
「本番前のリハーサルで斧を手にして“重いですね”」愛子さまご公務の入念な下準備と器用な手さばき
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
【広末涼子容疑者が追突事故】「フワーッと交差点に入る」関係者が語った“危なっかしい運転”《15年前にも「追突」の事故歴》
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
「全車線に破片が…」広末涼子逮捕の裏で起きていた新東名の異様な光景「3kmが40分の大渋滞」【パニック状態で傷害の現行犯】
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
広末涼子(時事通信フォト)
【広末涼子容疑者が逮捕、活動自粛発表】「とってもとっても大スキよ…」台湾フェスで歌声披露して喝采浴びたばかりなのに… 看護師女性に蹴り、傷害容疑
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン