中華料理チェーンの主力商品といえばギョーザ。現在は老若男女に愛される不動のメニューとなっている。
1967年12月、京都・四条大宮に1号店を開業した「餃子の王将」は焼きギョーザを主軸に成長を遂げた中華料理チェーンの草分け的存在だ。現在、同社のギョーザ日産量は国内4工場で200万個以上。これを店舗数で割ると、各店舗で1日約3000個、500人前ものギョーザが提供されていることになる。
「弊社では冷凍ではなく生の国産豚肉を使用しています。ブロックで仕入れたものを自社工場でミンチにして他の具材と一緒に加工して餡を作る。ギョーザを包む作業はすべて各店舗で行ないます。これだけの数をこなすためには、いかに早くギョーザを巻くかという職人の技量が重要です」(王将フードサービス広報)
同社のギョーザは1人前6個で税込231円(西日本エリアは税込210円)。
餃子の王将の創業者の親類が独立して1969年に開業、全国に350店舗(2013年9月30日現在)を構える「大阪王将」(イートアンド)では、1日平均190万個の餃子が提供されている。
同社広報によれば、「職人がギョーザを包むスピードは平均3秒。手離れを早くすることで劣化を防ぐ意味もあります。そのため、ギョーザのヒダは1つと定めています」(広報)とのことだった。こちらの餃子は1人前6個が税込230円(西日本エリアは税込210円)で販売されている。
※SAPIO2014年2月号