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インフルエンザの流行拡大 スマホアプリで流行エリア把握

 国立感染症研究所による1月17日発表の情報によると、1月15日現在、インフルエンザで医療機関を1週間以内に受診した患者推定数は約34万人。「インフルエンザウイルスの検出は、AH3亜型(A香港型)の割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順」と報告されている。

 うがい・手洗い・マスクといった日常的にできる対応の他、ワクチン接種など予防策はさまざま。とりわけ子供のいる親にとっては、高熱による脳症など重症化の可能性もある病気のひとつとして、神経を尖らせる人も多いだろう。

 前出・国立感染症研究所の「インフルエンザ流行レベルマップ」によると、流行が本格化する前の1月9日時点では、全国の保健所地域で「警報レベル」を超えていたのは大阪府で1か所。「注意報レベル」を超えていたのは14か所で、秋田県(1)、愛知県(3)、岐阜県(3)、大阪府(1)、高知県(1)、福岡県(1)、熊本県(1)、長崎県(1)、沖縄県(2)とエリアが分散している。

 インフルエンザの感染方法については、さまざまな情報があるのに対し、こうしたインフルエンザが地続きではなく、エリアを飛んで伝播して行くメカニズムについては、未だ解明されていないという。シーズン中は注意を続けるに越したことはないが、自分が住むエリアの流行状況がわかると、改めて注意喚起しやすいだろう。

 こうした感染症の情報をWebでチェックできるサイトもあるが、昨今はスマホアプリで、流行情報を知らせてくれるものも。例えば、NTTドコモ「あなたの街のインフルエンザ速報」(Android)は、マップやグラフ、コメント欄などで流行情報のチェックが可能だ。

 エリアは3か所まで設定可能なので、住居地以外に学校や職場が遠いケースや、遠距離にいる実家の両親が暮らすエリアは大丈夫か? といった確認も簡単にチェックできる。また登録エリアごとに設定できるアラート通知を「ON」にすると、該当するエリアのインフルエンザ患者数や学級閉鎖数がアプリ起動時に表示される。この他、天気や湿度といった気象情報も確認できるが、うさぎのキャラクター「ぴーたん」やゲーム機能を使って、子供に親しみやすい作りになっているのが特徴のひとつ。

 ユーザーレビューを見てみると、このキャラクターの「ぴーたん」が気に入っている人や“子供が楽しんでいる”という人のコメントが目につく。

「ぴーたんが微妙にダサかわいくて気になる。インフルエンザの予防のためのアプリだけど、これなら楽しく予防できそう」

「動きがいい スタンプを集めるために毎日チェックしています。キャラの動きみてるとインフルエンザ気をつけなきゃって思う」

「手洗いしなきゃと思わせるアプリです。子供が喜んでいます(笑)」

 全国でインフルエンザの流行が本格化し始めるこの時期、日々の情報チェックや予防策で、まずは感染予防。もしも罹患した場合には、早めの受診・投薬や休養で、重症化しないように気をつけたい。

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