46才にして芸歴43年の大ベテランの坂上忍(46才)。彼は今、人生2度目のブレークを迎えている。その強烈すぎる個性の素顔とは――。
東京・大田区にある平和島競艇場。坂上は、大晦日に必ずここで、1年間に稼いだ有り金すべてをつぎ込む。20年以上続けている禊ぎの“儀式”だ。勝ちのトータルが1億円、負けは3億円にもなるという。
<年末の大勝負で1年の稼ぎを整理し、身を清めるのです>(『婦人公論』より)
他にもマージャンや競馬など、ギャンブル全般を愛してやまない。2012年に『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のレギュラーを引き受けた際も「カジノに行きたくなったら休んでいい」という条件付きだった。
彼のギャンブル好きの原点は、故石立鉄男さん(享年64)にある。石立さんは、仕事をさぼってギャンブルに行くなど、かなり破天荒な人だったという。坂上が15才の時、ふたりはドラマ『天まであがれ!』(1982年、日本テレビ系)で親子を演じた。ある時、ふたりでポーカーをした時のこと。1回も勝てなかった坂上がその理由を尋ねると、石立さんは得意気に、イカサマの種明かしをしていった。
「坂上さんは、その生きざまに感銘を受けたそうです。石立さんは、プライベートを表に出しませんでしたが、坂上さんは、隠さずにオープンにしてしまう人」(プロインタビュアーの吉田豪さん)
※女性セブン2014年2月6日号