よく「早生まれ」の子供たちは、学校などでともに過ごす同学年の他の子供たちよりも発育が遅れるため不利などと言われるが、そもそもなぜ“早生まれ”と呼ぶのか。
「早生まれ」の定義は<1月1日から4月1日までの間に生まれること。また、その間に生まれた人>(小学館新選国語辞典)となっている。
早生まれという言葉の由来については、
「4月2日以降に生まれた児童が数え年8歳で小学校に入学するのに対し、それより早く、数え年7歳で入学することからいう」(小学館日本国語大辞典)
と解説されている。「年度」ではなく、「誕生年」が基準で考えられているから「早い」のである。
※週刊ポスト2014年1月31日号