ソチ五輪の開幕を前にして、あの「アスリート界最高の美女」の争奪戦が熾烈を極めている。2012年のロンドン五輪で活躍し、昨年末に引退を表明した元体操選手の田中理恵(26)のことだ。
アイドル顔負けのルックスで引退前から複数のオファーがあったという彼女の、タレントとしての所属先がいよいよ絞られてきた。
「オリンピック出場経験のあるアスリートで、ヴィジュアル的にも申し分ないとあれば、引く手数多なのも当然。まだ引退表明から1か月ほどですが、元バドミントン日本代表の潮田玲子(30)らが所属する『セント・フォース』入りが内定したらしいと、もっぱらの噂です」(芸能事務所関係者)
時を同じくして、田中を囲い込もうという動きを見せているのがフジテレビ。
フジテレビが開局55周年企画として主催している、シルク・ドゥ・ソレイユ 『オーヴォ』のスペシャルサポーターに田中を起用し、さらに1月22日には、『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングのコーナーでも彼女をゲストとして招いている。フジテレビ関係者が語る。
「実は田中へのアプローチは、昨年10月に『世界体操』のナビゲーターを彼女に担当させた辺りからすでに始まっていました。今年のソチ五輪、ブラジルワールドカップはもちろん、体操をはじめ競技会場がお台場付近に集中する6年後の東京五輪で主戦力となってもらおうという、戦略的な囲い込みです」
こうなると、気が気でないのがフジの女子アナたちだ。スポーツ担当として2トップを担った平井理央(31)、本田朋子(30)らが退社した穴がまだ埋まりきっていない感のあるフジテレビ。“次期エース候補”として、三田友梨佳(26)、宮澤智(23)らの名前も挙がっているが、安心して重要な番組を任せられるだけの人材はいまだ育っていない。別のフジテレビ局員が説明する。
「スポーツキャスターは、競技や選手についての知識を蓄えつつ、スター選手にいつでも話を聞けるよう人脈を作っていかなければいけないため、一朝一夕に育てることが難しい。
局外から田中を補強することで急場をしのいで、その間、次のエースを育成するという考えのようですが、その“育成枠”に誰が選ばれるのか、肝心のところがはっきりしない。今年のソチ・ブラジルでの仕事ぶりから適性を見極めたうえで、スポーツの“次期エース”を決めるはずです」
※週刊ポスト2014年2月7日号