歴史に「たら・れば」は禁物だが、それでも想像してしまうもの。1999年に巨人入りした二岡智宏が2009年に日本ハムへトレードされたのは、不倫スキャンダルがきっかけだった。2014年1月に引退表明した二岡がもし、不倫スキャンダルとは無縁だったら、どんな現役生活を送っていたのだろうか。
2008年4月、巨人の選手会長に就任したばかりの二岡は、肉離れを起こしてファーム落ち。しかしリハビリに励んでいるはずの7月、『女性セブン』が元朝日放送の女子アナ・山本(現・中西)モナとの不倫を報じ、ラブホテルに入るところをキャッチした。
選手会長の一軍復帰は見送られ、オフには日本ハムへトレード。北海道でも不倫ネタの野次は容赦なく、あまり活躍できないまま現役を引退した。
「元々、広島出身の二岡は、広島か阪神入りが確実視されていました。それが近大卒業時、巨人が攻勢をかけて巨人入りとなった。そのまま広島に入団していれば、正遊撃手を獲得し、モナとの不倫もなく、幸せな選手生活だったでしょう。阪神だったとしても、朝日放送時代の独身のモナと知り合っていれば、不倫じゃなくて結婚できたかもしれませんね」(当時を知る巨人番記者)
※週刊ポスト2014年1月31日号