昨年11月には13年ぶりのアルバム『A WILL』を発売し、再び精力的に活動し始めたLUNA SEA。1989年にRYUICHI、J、INORAN、SUGIZO、真矢の現メンバーでグループを結成し、1992年にメジャーデビューし、2000年に「終幕」を宣言した。その後2010年に活動再開し、昨年からは音楽番組出演などメディア露出も目立つようになった。
人気絶頂期が1990年代ということもあり、10代から20代の若者には馴染みが薄いと思われがちな彼らだが、実は最近LUNA SEAにハマる若者が増えてきているという。昨年からファンになったというアユミさん(20歳)はLUNA SEAがデビューした1992年生まれだ。何をきっかけにハマったのだろうか。
「若手のビジュアル系バンドが1990年代のバンドの“神曲”をカバーしたCDがあるのですが、その中で一番気に入ったのがLUNA SEAの『STORM』でした。
私の友達でビジュアル系が好きな子も、これをきっかけにLUNA SEAにハマって、今では一緒によくカラオケで昔の曲を歌っています。同世代でもLUNA SEAを好きな友達が何人かいますよ」
リナさん(19歳)も昨年からLUNA SEAにハマったという。
「テレビで初めて見たときに『なんてカッコイイおじさま達だろう!』と思ってすぐに好きになりました。メンバーのツイッターが面白くて可愛いところが大好きです(笑)。メンバー同士がリプライを飛ばし合っていたり、真矢さんがいつも同じぬいぐるみを写した写真を載せていたり……。
昨年末タワーレコード渋谷店にメンバーがサプライズ訪問した時も、ツイッターで情報を得てすぐに向かいました。RYUICHI、J、INORANを目の前で見て、この世界にこんなにカッコイイ人がいるのか、とビックリでした。演奏も上手いし、若手よりも渋くて最高です」
トリビュートアルバムやツイッターなどを通じて、新たに若い世代の心も掴んでいるようだ。