7年契約で年俸総額1億5500万ドル(約161億円)という日本人選手史上最高額で、ニューヨーク・ヤンキースと契約したマー君こと田中将大投手(25才)。年俸以外にも超VIP待遇が待っており、住宅手当年間約1000万円、引っ越し費用約370万円、日米間の往復航空券(ファーストクラスで年間4往復分の約800万円)、さらには移動用の高級車まで用意されるという。
夫婦にとって、まさに至れり尽くせりのセレブな生活が約束されたわけだが、妻・里田まい(29才)には“経済面”以外で大きな苦労が待ち受けているという。セントルイス・カージナルスなどで活躍した元メジャーリーガー・田口壮氏(44才)の妻・恵美子さん(48才)がこう話す。
「メジャーの世界には、明文化されていないルール、チームごとの独特の風習も多いので、最初は苦労しますよ。球場に応援に行っても、どこに車を停めたらいいのかわからないし、家族はどこで、どう観戦するのか、その席にも辿りつけない。夫の遠征に同行する時は、どういう手続きでどうするのかとか、本当にわからないことだらけでした」
これらはすべて、現地でひとつずつ学んでいくしかないという。例えば恵美子さんの場合、渡米後、夫の専属マッサージ師も自分で探さなければならなかった。その時の苦労を、著書『メジャーリーガーの女房』(マイナビ新書)でこんなふうに綴っている。
あるロシア人マッサージ師の所へ行った時、恵美子さんは「服を脱げ」と全裸にされたそうだ。
《パ、パンツも脱ぐのでしょうか? すっぱだか? 薄暗く湿気た小部屋、いかついロシアなまりのマッサージ師、そしてすっぱだか。(レイプされる?)(一気にナイフでザクっと?)自分でも呆れるほどに、怖い想像が次から次へと沸き上がる》
しかし、よく聞いてみると、アメリカではきちんとしたマッサージをする際、全裸になるのは普通であることがわかり、しかもこの人は極めて腕がよく、以後、夫への施術を依頼することになったという。
マー君には球団から専属マッサージ師が手配されるとのことで、ひとまず里田が恵美子さんのような経験をすることはなさそうだ。
※女性セブン2014年2月13日号