五輪前となれば「選手村で配布されるコンドーム」が恒例の話題だが、なぜか今回は皆無。その事情を長野五輪で3万個を配布したコンドームメーカー「オカモト」に聞くと、
「メーカー各社が自由に売り込めるわけではなく、開催国の委員会に決定権がある。今回のソチでは、当社に限らず、そういった話は聞いておりません」
今大会ではロシア国内の企業によって準備され、選手村の医務室に常備されているという。
「長野五輪のときはコンドームのパッケージに五輪マークをつけようとしたらIOCから『公式マークを着けられるのはオフィシャルスポンサーだけ』とストップされ、デザインを大幅に変更した失敗がある(苦笑)。そうした経験も活かしながら、2016年のリオ五輪、さらには2020年の東京五輪で提供メーカーに選ばれたいですね」(同前)
※週刊ポスト2014年2月7日号