兄・小泉孝太郎と一緒に熱燗を用意する様子を掲載した“熱燗ブログ”がネット上で「なんかいい」と評判になったり、神奈川・横須賀の小泉家にストーカーが侵入したり。さらには都知事選では誰を応援するかで話題をさらい、年始からパパと供に話題の中心の小泉進次郎議員(32才)。その一挙手一投足を日本中が見つめているが、わが国が抱えるさまざまな問題についてどう考えているのか?
まずは都知事選。『小泉進次郎の戦う言葉』(文春新書)の著者で、ノンフィクションライターの常井健一さんはこう語る。
「進次郎は原理原則主義者。筋が通らなければ上層部にもモノを言う政治家です。今回の都知事選で、自民党は舛添要一元厚生労働相を支援すると決めましたが、進次郎は“自民党が大変なときに自民党は終わったといって出ていった人ですよね”とバッサリ。
そして父親の純一郎さんは細川護熙元首相と“脱原発”を旗印にタッグを組みました。でも進次郎本人は“都知事選にはかかわらない”と宣言。どちらかの応援に入る機会はないでしょう」
父親が掲げる“脱原発”については、どう考えているのか。
「演説などで“自民党は原発推進政党ではありません”と言っています。はっきりとは言いませんが、ニュアンスは明らかに脱原発。“ひとつの国で2度目の原発事故はない。やったら終わりですよ”という発言をしていることからも、原発の安全性を上げるだけでなく、30年40年かけて徐々になくしていこうという姿勢です」(常井さん)
また、沖縄の名護市長選では、辺野古移設に反対する稲嶺進氏が再選されたが沖縄の基地についてはどうか。 2009年の衆院選のライバル、弁護士のよこくめ勝仁さんはこう解説する。
「純一郎さんがアメリカとの協議を進めた経緯もあり、辺野古への移転を容認する自民党の方針に従うと思います。進次郎さんは、組織としての決定を大切にされるかたです。“組織人”は議論では徹底的に意見を闘わせるけど、組織で決まった以上は、よほどでなければ従う。辺野古移転に関しては、進次郎さんは賛同されているというのが私の考えです」
※女性セブン2014年2月13日号