自民党若手のホープ小泉進次郎議員(32才)。そんな彼の素顔についてノンフィクションライターで『小泉進次郎の闘う言葉』(文春新書)著者の常井健一さんと2009年の衆院選で争った弁護士のよこくめ勝仁さんが語る。
【達人級の“人たらし”】
「演説前に子供たちが寄ってきて“終わったらキャッチボールしようよ!”と誘われ、本当に5分ぐらいキャッチボールしていました。女子に囲まれたときは恋バナで盛り上がってました。“自分より背の低い男の子はイヤ?”なんて質問をしていましたよ」(ノンフィクションライター・常井健一さん)
「政治家である以上、そういった行動の半分は合理的な考えによるものですが、半分は天性。進次郎さんは誰と接していても自然でぎこちなさがない。たとえば武道の達人は基本の型なんて関係なく、流れるような動作ができますよね。進次郎さんは人間関係において、その域まで達している“人たらし”です」(弁護士・よこくめ勝仁さん)
【父は父、私は私】
「最近、彼は“父は父、私は私”という言葉を口癖のように言っています。でも、悲壮感はなく、ドライに“親父またやってるよ”という感じ。また、純一郎、進次郎親子は石川の輪島に棚田を持っていて、昨年夏、進次郎が下草刈りの作業に行っていました。雑草がボーボーに生えた“純一郎田んぼ”の草を刈りながら“こうやってね、ぼくはいっつも親父の後片付けをやらされるんだよ”とボヤいていましたね」(常井さん)
【サインはどこにでも】
「選挙の移動中、サインをお願いしたのにノートを持っていなかった女性が書いてもらったのは、そのとき着ていた白のダウン。また、船に書いてくれという要請もありました。 “船にサインするのは初めてだなぁ”と言っていましたね」(常井さん)
「横須賀中央駅近くのアンテナショップに“小泉進次郎”と書いてあるお皿が飾ってあったり、飲食店ではよくサイン色紙を見かけました。やはり地元・横須賀は至るところで進次郎さんの存在を感じます」(よこくめさん)
【椅子取りゲームは得意?】
「進次郎さんは年齢による序列をとても大切にするので、地元の会合ではまっすぐ下座を確保。私はタッチの差で取られていました。エレベーターに乗るときは、私もボタンのそばに行こうと意識しているんですけど、右か左かどっちか!?というときに進次郎さんのほうが嗅覚が鋭い(笑い)。私はけっこう外れるタイプですね」(よこくめさん)
【身を寄せるタイミング】
「握手は相手の手より、進次郎の手のほうが前に早く出ている。写真も自分から撮りましょうと言っていますね。遠慮していると“ぼくも写りたいから”って。政治家が握手をするのは当たり前だけど、身を寄せるタイミングが早いんですよ」(常井さん)
「実は政治家にとって握手って難しいんです。相手に拒まれる怖さがあるので。私も“あ! よこくめだ”と写メを撮ってくれた人に握手をしようとしたら“それはいいから”と断られたり。進次郎さんは拒否されることを恐れず、シャイな人の心の壁を取りはらってあげる“力”を持っています」(よこくめさん)
※女性セブン2014年2月13日号