養護施設の子供への偏見を生むなどとの批判を受け、ドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系、水曜10時)のCMが自粛された騒動に対し、公に異議を申し立てた人物がいる。
高須クリニックの高須克弥院長である。高須院長は騒動の報を聞いて、「ならば私が」とスポンサー枠を買い取ることを広告代理店に提起したのだ。
「企業イメージが悪くなるからとスポンサーが降りるなんて、けしからん。まるで不祥事があったみたいな番組だと思われちゃう。僕はあのドラマで扱われているテーマを守りたいし、作っている人たちを応援したいから、全スポンサー枠を買い取って丸く収め、一気に流れを変えようと思い、そう申し出たんです」
ただし、スポンサーは番組枠を購入済み。それでも高須院長はこう続ける。
「(スポンサーのCM自粛は)制作者にとっても、屈辱ですよ。悪いことをしたみたいな雰囲気になってしまう。だから、制作者に自由に番組を作ってもらうためにも、10億は出すつもりでいましたよ。実際は、そこまでかからないけどね」
高須院長は1月31日、申し出が断られたことをツイッターで明らかにした。
※週刊ポスト2014年2月14日号