いくら妻が節約しても、夫が浪費すればその家庭の貯金は増えない。もちろん、その逆のパターンもある。いずれにしろ、夫婦で取り組まないと節約などできないのだ。
パチスロが趣味で、貯金額は「正直、わからない」と苦笑する神奈川県在住の寺辻不二子さん(52才、仮名)。そのご家庭を訪ねると、夫名義で届いているクレジットカードの明細書が封も切らずに何通も…。
「プライベートなものだから、見ちゃいけないと思って」(不二子さん)
かといって夫が開けるわけでもなく、延々とたまっているのだという。
「昔、一度だけ、なんとなく胸騒ぎがして開けたことがあるんですよ。そうしたら、生活費とはケタ違いの金額を使い込んでいてびっくり! その後、夫婦で話し合ったので、もうない、と夫を信じていますけど…心配になってきましたね(汗)」(不二子さん)
久しぶりに封を開けてみると、「ああっ! また新しいカードつくってる!」なんていう展開だ。そんな寺辻さんにファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんがアドバイスする。
「家計にたずさわっていない男性ほど、自分のお金の管理がズボラになりがち。クレジットカードの明細書チェックは“内助の功”と考えて。寺辻さんのような多額の使い込みはレアケースですが、貯まったポイント(商品プレゼントや別のポイントに移行できる)を使わないまま失効、というのはよくある話です」
※女性セブン2014年2月13日号