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10代の頃の浅田真央を支えた1時間半のふくらはぎマッサージ

 ソチ五輪での引退を宣言し、キム・ヨナ選手(23才)との因縁のライバル対決“最終章”に、全世界から注目が集まる浅田真央選手(23才)。

 体が最も成長する10代後半の数年間、彼女の肉体面を支え続けた整体院がある。地元の愛知県名古屋市の『龍生堂』。中国気功を取り入れたツボマッサージで知られ、フィギュアスケート元五輪代表の恩田美栄さん(31才)ら、アスリート御用達の店だ。

 浅田が初めて訪れたのは2004年夏、ジュニアグランプリで優勝し、「未来の金メダリスト」と将来を嘱望されていた中学2年生のときだった。きっかけは、母・匡子さん(享年48)だったと同院の呉藤龍生院長は話す。

「最初にお母さんが、腰が痛いということで来られて、それで何回か施術をしているうちに、“娘がスケートをしているんですが、筋肉の張りがひどいので、なんとかしてあげてください”と、真央ちゃんを連れて来たんです」

 このころの匡子さんの口癖は「真央を世界でいちばんにしてやりたい。金メダルを獲らせてあげたい」だった。浅田の競技生活のためならば、いいコーチがいると聞けば、自ら頭を下げて頼み込みレッスンを受けさせた。整体もそんな思いからだったのだろう。呉藤院長は、浅田を初めて施術したときに驚愕したという。

「若い女の子の筋肉とは思えないほど硬く、特にふくらはぎの張りがすごかった」(呉藤院長)

 当時、すでに“代名詞”のトリプルアクセルを跳んでいた浅田。ふくらはぎには想像以上の負担がかかっていたのだ。その後、週に1度は、練習帰りに母と通うようになったという。

「真央ちゃんは学校に通いながら、フィギュアの猛練習を続けていたから本当に忙しく、なかなか時間がとれなかった。だから来てくれたときに1時間半くらいずっとマッサージしていました」(呉藤院長)

※女性セブン2014年2月20日号

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