国内

小泉純一郎氏 絶縁状態だった三男の結婚式に出席、出席者涙

 2013年11月、ホテルオークラでは小泉純一郎元首相(72才)の三男・Aさん(31才)の結婚式が行われた。出席者の1人が涙ながらに、こう語る。

「小泉さんも出席して…家族全員が揃って…本当に立派ないいお式でした」

 普通の家庭なら、結婚式に家族全員が揃うことは当たり前だが、小泉家にとって、それは30年以上叶うことのなかった夢のような出来事だった──なぜなら小泉氏とAさん、そして彼の母・B子さん(57才)は長きにわたって絶縁状態にあったからだ。

 小泉氏は1978年にB子さんと結婚。同年に長男・孝太郎(35才)、1981年に次男・進次郎議員(32才)が生まれている。しかし、結婚からわずか4年後の1982年に離婚。このとき、B子さんのお腹のなかにいたのがAさんだった。B子さんは実家のある神奈川県鎌倉市へ戻り、そこでAさんを出産した。

「結婚当時、小泉家の長男の嫁であるB子さんは何もさせてもらえず、小泉さんのふたりのお姉さんが家の実権を握り続けました。そのためB子さんは孤独を感じるようになり、半ば追い出されるようにして家を出たんです」(小泉家関係者)

 このとき、小泉氏は、「君子、去る者は追わず、来る者は拒まず、だな」と冷たく言い放ったという。

 B子さんに女手ひとつで育てられたAさんは、中学卒業後、アメリカ・テネシー州の高校に留学。帰国後は京都の私立大学に通い、中国語を学んだ。しかし、この間も父・小泉氏や2人の兄たちと会うことは一度もなかった…。

 しかし、2010年の年末、東京・赤坂にある“隠れ家レストラン”のカウンター席に父と3人の息子の4人が並んで食事を楽しんでいた。

「この店は小泉一家御用達の店なんです。Aさんの、お父さんに会いたいという思いを聞いて、進次郎さんがセッティングしたみたいでしたよ。4人は乾杯した後、孝太郎さんが出演したドラマの話や不動産会社に勤めるAさんの仕事の話など、お互いの近況を報告し合っていました。そんな子供たちの話に、小泉さんは嬉しそうに耳を傾けていましたね」(居合わせた店の常連客)

 だが、初めての父との対面にAさんは緊張気味だった。

「最初はぎこちなかった小泉さんとAさんでしたが、進次郎さんがふたりの間に座って、文字通り間を取り持っていましたよ。Aさんは小泉さんを“お父さん”と呼んでいて、小泉さんは照れ隠しなのか、Aさんの名前を呼ぶことができず、“なー”みたいな感じで呼んでいました」(前出・常連客)

 30年近く“絶縁”していた父子が打ち解けた夜だった。そして迎えた昨年11月のAさんの結婚式。

「Aさんは大学時代の同級生と10年ほどの交際を経て結婚したんです。Aさんは彼女のことを何度も鎌倉の実家に連れてきていて、B子さんも実の娘のようにかわいがっていました」(Aさんの知人)

※女性セブン2014年2月20日号

関連記事

トピックス

九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
“鉄ヲタ”で知られる藤井
《関西将棋会館が高槻市に移転》藤井聡太七冠、JR高槻駅“きた西口”の新愛称お披露目式典に登場 駅長帽姿でにっこり、にじみ出る“鉄道愛”
女性セブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン