大沢樹生と喜多嶋舞の「実子騒動」で話題になった遺伝子検査だが、がん遺伝子の活動状態から、ダイエット方法、肌質までわかる。
37種類の遺伝子情報を調べられる渋谷セントラルクリニックの院長・河村優子さんは、遺伝子検査の多様性についてこう話す。
「遺伝子検査は、病気のリスクはもちろん、ダイエットやスキンケアといったアンチエイジングの傾向と対策を知るための、身近なコンテンツでもあるんです」(河村さん、以下「」内同)
食事療法やエクササイズ、東洋医学を取り入れたアンチエイジング外来で知られる同院では、がんや生活習慣病リスクのほか、肥満、美肌、薄毛、抗酸化、カフェイン代謝など、多岐にわたる遺伝子検査を行っている。
「当院のがん遺伝子フリーDNA検査(1万5750円)は、がんになりやすい遺伝子を持っているかどうかだけでなく、現在、正常な細胞の遺伝子が傷ついていないかを調べることで、画像検査では検出できない超早期の微細ながん細胞の存在リスクを見ることができます。この時点で見つかれば、対策を立てるのも実行するのも簡単です」
また、20~50代の女性にいちばん人気という肥満遺伝子検査(1万500円)では、太りやすいのは糖質か脂質か、痩せやすいのは、食事制限か運動かなどが判明する。これさえわかれば、やみくもに効果のないダイエットに励んではリバウンドするという負のスパイラルから抜け出せそうだ。
「肥満以外にも、しわになりやすいか、シミになりやすいかといった肌老化の弱点を知ることができる美肌遺伝子も急激に需要が増えています。遺伝子は生涯変わらないものなので、最小限の努力で、最大限の効果を得るための、自分への投資として活用してほしいと思っています」
※女性セブン2014年2月20日号